fc2ブログ
CAMELC公式ブログへようこそ
メルマガ
メルマガ登録/解除
Powered by AccessMail
メールアドレスとお名前を入力し、登録ボタンを押してください

お名前(必須): 

メールアドレスを入力し、解除ボタンを押してください
 

プロフィール

camelc by 松野尾仁美

Author:camelc by 松野尾仁美
福岡市内の小さな設計・デザイン事務所です。
旦那がフラッフィックデザイン、所長である私が建築デザインを担当しています。
HPはhttp://www.camelc.net/です。


カレンダー
04 | 2008/05 | 06
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

リンク

カテゴリー

RSSフィード
坪単価?

 先日、とある広告代理店の方から「住宅の企画をやりたいんで。」とお話を頂きました。その中で、でてきたのが「坪38万の家って、どうです?」
 私の私見では「坪38万は無理です。」ゴリ押しで、通るところもあるかもしれませんが、どうでしょう?
 まず、坪単価という考え方。当然1坪あたりの金額ということですが、ハウスメーカーや工務店によって、入っているものと入っていない工事があるので、注意が必要です。多くは、外構工事、給排水、電気工事の一部、照明器具などは含まれておりません。それに、当事務所では、述べ床面積で坪単価を計算しますが、これもメーカーによっては、玄関ポーチや、デッキとかバルコニーといった述べ床面積以外を施工面積といって含んで、計算していることもあり、坪単価が割安になっているところもあります。まずは、比較するなら、含んでいる工事を揃えて、施工面積か、述べ床面積かの条件を揃えて、比較されたほうがいいでしょう。
 昨今の建築材料費の上昇を考えると、坪単価で45万を切るのはかなり、厳しいと思います。(これは、外構工事を含めて、すべてを含んだ金額です。)先日、設計事務所の方とお話していたら、「坪65万以上ないと・・・」と言われていました。
 「日経ホームビルダー」の1月号の記事ではタマホーム「坪25万8000円」の実像と題して特集記事が掲載されておりました。そこでは、社長本人が40坪の住宅で16000万が平均と自らおっしゃっていました。(坪40万ということですね。)その他、タマホームで建てた家の最終の坪単価はいくら?というコーナーでは42万台~80万台の紹介がされていました。
 私自身ローコスト住宅を経験しましたが、坪単価を下げることはおすすめしません。予算から、建物にかけられるコストを算出し、坪単価は確保しつつ、述べ床の小さいコンパクトな家作りを目指したいと思います。コンパクトでも、空間にメリハリがあり、実際の広さより広く感じる家をご提案したいと考えています。設計が進むにつれて、希望が膨らんで、家は大きくなりがちです。しかし、そこを欲張ると、工事費に無理がいき、住まい手は「こんなに色々諦めたのに・・・」と、施工業者は「無理してやっているのに・・・」と、どちらにとってもよくありません。家作りは様々な要素が絡むので、なかなか単純にはいきませんが、やはりAll・Happyの家を目指したいところです。
 

スポンサーサイト




にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ
にほんブログ村