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camelc by 松野尾仁美

Author:camelc by 松野尾仁美
福岡市内の小さな設計・デザイン事務所です。
旦那がフラッフィックデザイン、所長である私が建築デザインを担当しています。
HPはhttp://www.camelc.net/です。


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断熱を考える

 寒いです・・・週末は寒波の影響で冷え込むとの天気予報通り、寒いです。このブログでも、何度も書いているように、我が家は断熱、気密に問題ありなので、寒くてかないません。

 建築時にローコストにする為のひとつの手段として、内壁を貼るのを諦め、外壁にフェノールフォーム20mm(←断熱性あり)をはさんだガルバリウムのサンドイッチパネルを採用しました。それまで設計した家は、16K100mmのグラスウールを必ず入れていたので、実験住宅のような感覚で、敢えて入れないとどうなるなるだろう・・・と思ったのも事実です。(あ、よそ様のお宅ではこんなことできません。)それに、内壁仕上げは、後からもできる!なんて軽く考えていました。
 ・・・しかし、寒い。内壁を貼らないことで、気密もかなり悪くなり、熱的エネルギーロスの大きさに驚くばかりです。

 声を大にして言いたい!断熱はしっかりしましょう!

 
 先日、丸谷博男さんの土曜建築学校で、断熱と暖房のお話を伺ってきました。(本当に、勉強になりました。)
 断熱は「伝導」と「対流」には効くが、輻射熱には効かない。そして、夏の下方の熱の流れは、殆どが輻射熱で、遮熱が大きな意味を持つことを教えて頂きました。それに、熱移動の多くは輻射であることなども、数字で見ると明らかでした。いや~、勉強になりました。

 ところで、以前もブログに書きましたが、断熱材の断熱性能は、断熱材の熱伝導率とその厚みで決まります。その両方と表面熱伝達率などを合わせて、熱貫流量がでます。ことさら、断熱材の厚みだけを取り上げて、単に厚く入っていればいいというのとは、ちょっと違うので要注意です。
 本来なら、壁全体の仕様をみて、どのような構成になっているかのチェックが必要ですよね。この壁構成の中に、先ほど出てきた輻射の影響を軽減するものを入れられれば、夏の2階の暑さもかなり押さえられると思います。
 断熱という点では16K100mmのグラスウール程度の熱抵抗の断熱材が最低限。できれば、32K100mmのグラスウール同等の熱抵抗の断熱材は欲しいなぁと思います。


 


 

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