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camelc by 松野尾仁美

Author:camelc by 松野尾仁美
福岡市内の小さな設計・デザイン事務所です。
旦那がフラッフィックデザイン、所長である私が建築デザインを担当しています。
HPはhttp://www.camelc.net/です。


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素材の話

 今日は、九州大学の藤原惠洋先生の公開講座の日。スケジュールの合間をぬうように通っております。

 テーマは「初源の因子 材料と素材」。素材ですね。素材!

 まず、初めにレンガのコレクション(先生はコレクションではなく研究材料だ。とおっしゃっていましたが。)を拝見して、それにまつわるお話を色々伺いました。
 れんがの焼成温度で、色味が違うことや、古い建物に使われていたレンガにはブランディングの刻印があること、明治30年頃以前の物の見分け方など、かなり!マニアック!!
 非常に面白かったです。受講生の皆さんも身を乗り出して、レンガを触っていました。


 私は大学時代の先生から「素材が決まれば、おのずとディテールが決まる。」と聞かされていました。まあ、ガラスにはガラスの納まり。レンガにはレンガの納まり。コンクリートはコンクリートと、それそれに、取りつけ方や取り合いがあるということ。

 現在の建物はいわゆる業界用語で「新建材」というものが多用されています。合板の上にプリントした床材とか、グラスウールとか。一時は、古くから使われてきた素材が駆逐されていた感がありましたが、ここ数年、エコや健康をキーワードで戻ってきた感じもします。

 私も、自分の設計する建物には、ぜひ!漆喰を使いたいと思っていますし、床も無垢材、そして塗料も天然オイルなどが理想です。外壁も土壁がいいけど、いつも予算とメンテナンスが・・・

 やっぱり、経年変化が現れる素材こそ、愛着がもてるのかな。と。そして、古くから使われてきた材料には、使われ続けた理由があるのだと思います。


 


 

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