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camelc by 松野尾仁美

Author:camelc by 松野尾仁美
福岡市内の小さな設計・デザイン事務所です。
旦那がフラッフィックデザイン、所長である私が建築デザインを担当しています。
HPはhttp://www.camelc.net/です。


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断熱材選び(厚みと熱伝導率)

 これから家を建てようという方とお話しすると、必ず断熱材の話になります。皆さん、気にしていらしゃるし、それにわかりにくい部分なんでしょう。
 断熱材というのは、文字通り熱の出入りを断つ材料です。省エネ、エコが叫ばれている中、断熱材は欠かすことの出来ない材料です。ほんの40年くらい前の戸建住宅は断熱材が入ってない家もありましたし、入っていても10k50mmのグラスウール程度だったと思います。
  断熱材にはその断熱性能を評価できる熱伝導率という固有の値があります。(まあ、伝導率ですから、小さいほど熱を伝えにくくて、性能がいいんですね。)それと大事なのがどのくらいの厚みで入っているかということです。その二つで、断熱性能がわかります。
 私は仕事柄、マンションや建売住宅のチラシをみるのが好きなんですが、たまに、チラシの中に「100mm厚さ!たっぷりの断熱材」などと、でているのを見かけていました。(最近は見なくなったかな~)それを見ると「それで、熱伝導率はどれだけ?」と思わずつぶやいてしまいます。
 つまり、性能の悪い断熱材(熱伝導率が高い)を厚く入れるのと、性能のいい断熱材(熱伝導率が低い)を薄く入れるのでは、結果が同じ時があります。計算してみればいいのですが・・・
 ちなみに熱伝導率ってどのくらいかというと

    グラスウール10K:約0.05
    グラスウール16K:約0.045
    ロックウール(マット):約0.040
    硬質ウレタンフォーム:約0.028       単位はW/(m・K)

 結構、微妙です。ちなみに鉄は45、アルミは210、ガラスが0.78、木材は0.15、コンクリート1.3です。 やっぱり、金属は熱を伝えやすいんですね。夏は屋外の金属が熱くて触れないという経験が、皆さんおありだと思います。

 断熱材選びは、種類も豊富で、悩むところですが、これから住もうとしている家にどれくらいの性能が必要か確認した方がいいかもしれません。断熱材選びはよく聞かれるので、またおいおい・・・

断熱材

↑検討中の断熱材のサンプル。同じような発泡系のものでも、種類は沢山あります。
  



 

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