「県産材を見る」見学会の主旨は以下の通りです。
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東日本大震災以降、エネルギーのあり方、地域のあり方、インフラのあり方、そして、防災への取り組みが見直されています。今後の方向性として、大きなインフラに頼るのでなく、地域は地域で独立したエネルギー循環ができる地域分散化の考え方が出てきております。
地域分散化の声が高まる中、各地の産業は必ずしも、上手く循環しているわけではありません。特に、現在の林業は外材におされ、各地域では林業が衰退しており、山が荒廃している現状があります。荒れた山は、保水能力も落ち、防災の観点からも、望ましい状況ではありません。山を保全するには、山に人の手が入ることが一番ですが、その為には、材木を使い、林業が活性化することが必要です。また、地域で生産した材料を地域で消費する地産地消の考え方は、地域での循環型社会を形成することに繋がります。
おりしも福岡県では、今年度、一定基準の福岡県産材を使用した建物には補助金を給付する制度を行っており、福岡県産の材木について広く知って頂くことを考え、見学会を企画いたしました。講師には木挽棟梁として各地での講演を行っておられる杉岡世邦氏をお迎えし、試験所や製材の様子の見学に加えて実際に山を見て頂こうと考えております。
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たった1回の見学会で、国産材の流通がよくなり、林業が活性化されるわけではないのですが、建築士にできることは何かを考え、自分自身が住宅設計へ取り組んでいく中、その理念を少しでも生かしていけたら。と考えております。

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東日本大震災以降、エネルギーのあり方、地域のあり方、インフラのあり方、そして、防災への取り組みが見直されています。今後の方向性として、大きなインフラに頼るのでなく、地域は地域で独立したエネルギー循環ができる地域分散化の考え方が出てきております。
地域分散化の声が高まる中、各地の産業は必ずしも、上手く循環しているわけではありません。特に、現在の林業は外材におされ、各地域では林業が衰退しており、山が荒廃している現状があります。荒れた山は、保水能力も落ち、防災の観点からも、望ましい状況ではありません。山を保全するには、山に人の手が入ることが一番ですが、その為には、材木を使い、林業が活性化することが必要です。また、地域で生産した材料を地域で消費する地産地消の考え方は、地域での循環型社会を形成することに繋がります。
おりしも福岡県では、今年度、一定基準の福岡県産材を使用した建物には補助金を給付する制度を行っており、福岡県産の材木について広く知って頂くことを考え、見学会を企画いたしました。講師には木挽棟梁として各地での講演を行っておられる杉岡世邦氏をお迎えし、試験所や製材の様子の見学に加えて実際に山を見て頂こうと考えております。
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たった1回の見学会で、国産材の流通がよくなり、林業が活性化されるわけではないのですが、建築士にできることは何かを考え、自分自身が住宅設計へ取り組んでいく中、その理念を少しでも生かしていけたら。と考えております。

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